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【ロシアによるウクライナ侵攻】ー第三次世界大戦勃発!?日本への影響は?

政治
Дмитрий ОсипенкоによるPixabayからの画像

2024年2月24から始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。

キエフ電撃戦と言われたものの、一ヶ月以上経過しても陥落はせず、ロシアの戦略のずさんさや、ウクライナの善戦、経済制裁、NATOによる武器供与等が伝えられている。

そして、これが中東や台湾海峡に飛び火し、第三次世界大戦に発展するかのような、陰謀論めいた言説も出て来た。そして、日本への影響はいかほどになるのだろうか?


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1.なぜロシア(プーチン)は侵攻したのか?

ロシア(プーチン)の表向きの言い分は、特別軍事作戦

①ウクライナ東部の親露地域(ドネツク、ルガンスク)の解放。
②ウクライナ政権に巣くうネオナチ勢力の排除。

だが、実際の所は、NATOに加入を狙うウクライナの攻勢を弱め、緩衝地帯とする事。

NATOはソ連崩壊からずっと東側に勢力の拡大をしており、看過出来ない状態迄追い込まれた。

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2.ロシアの侵攻に勝ち筋はあるか?

一見世界中を敵に回したかに見えるが、制裁に参加していない国も多数あり、また、ロシアは食料とエネルギーを自給出来る国の為、軽く数年は戦争継続出来る可能性がある。

プーチン的には、ウクライナ全土を制圧しなくても、キエフ陥落、東側の親露派地域の解放、アゾフとオデッサの港湾を取ることが出来れば、ドニエプル川より東の地域はおそらく戦闘継続は困難になり、実質勝ちと思われる。

ロシア軍の展開状態を見ても、電撃作戦やサイバー戦というよりも、昔ながらの正攻法に見える。

3.ウクライナ(ゼレンスキー)に勝ち目は?

元コメディアンで、2019年に大統領になったばかりのゼレンスキー。そもそも彼がウクライナ全土を掌握出来ているかはかなり疑問が残る。


彼の作戦は、自らがYouTuberとなって、世界中に窮状を訴え、金や武器を支援してもらい、また、ロシアへの制裁を強めてもらう事にある。

あわよくば他国(NATOや日本)を引きずり込むのも作戦のひとつ。

さすがのロシアも兵站や補給の観点からすると、長期的に戦闘したくないと思われ、ある意味泥沼の長期戦に引きずり込んだほうが、勝ち目が出るが、その場合は多数の死傷者が出る恐れがある。

4.地上波、ネット等含めてプロパガンダ多すぎではないか?

①そもそも、数日でキエフ陥落させるという作戦自体が本当か?
②経済制裁でロシアはすぐに戦えなくなる?
③ロシア軍は弱い?
④プーチンは狂っている?
アゾフ連隊の事をなぜ隠す?
⑥ゼレンスキーの言い分を全て鵜呑みにしてよいのか?(もちろんプーチンもだが。)

等々両国共にプロパガンダ合戦凄すぎ。


地上波は論外として、なぜかネット保守系メディアでも意見の相違がみられる。大きく二つ。

新ウクライナ派・・・国際協調主義派?米英追従派?

親露派・・・・・・・国益重視派?一部陰謀論者?


親ウクライナ派(国際協調主義派?米英追従派?

国際法を無視して、力による領土変更を行っているロシア(プーチン)が全てに置いて一方的に悪い。議論の余地なし。アゾフ連隊は英雄!!


アゾフ連隊をネオナチと呼ぶ連中は、ロシアの工作員か陰謀論者。もしくはそれに乗せられている人達。

   
                親ロシア派(国益重視派?一部陰謀論者?)

プーチンが悪いのはわかるが、ウクライナも結構微妙で、ミンスク合意を履行しない、また、アゾフ連隊等の極右勢力が東部地区で虐殺行為をしていた。

中国に空母(遼寧)は売るし、北朝鮮にミサイル技術を提供したり・・・
プーチンは光の戦士!!!(いやそれはねえだろ!!)

親ウクライナ派、親露派と呼ぶのは失礼かと思われるが、便宜的にわかりやすいので・・・。

最終的にどちらも、日本が自主防衛の為に軍備を増強していくべきだとの考えだと思うが・・・

5.アメリカ及びNATO、中国の思惑は?

アメリカというか、バイデンの態度には不信感しか感じられない。

ロシアが侵攻しても軍事介入はしないと早々に表明してしまうのもどうかと思うし、武器を小出しに送るなど、戦争を明らかに長期化する方向に持っていっているように見える。

欧州もドイツは明らかに及び腰、フランス(マクロン)もプーチンをなだめるのに必死。ハンガリーは、武器支援はしない意向。ポーランドだけは随分飛ばしているように見える。

中国、インドは漁夫の利狙いか?あまり目立つ行動はしていないが。

コロナパンデミックとかで大変な状況になっているにも関わらず、余計な事をしてくれたと世界中のみんなが思っていそうだ。

2022年3月3日に開催された、国連の非難決議では、欧米や日本を含めて141ヶ国が賛成。
ロシア、ベラルーシ、シリア、北朝鮮、エリトリアが反対。
中国、インド、イラン等35ヶ国が、棄権。

konferenzadhsによるPixabayからの画像

6.アゾフ連隊とは?

今回の戦争で、大きなキーワードと言える、アゾフ連隊。

ウクライナのオリガルヒ(新興財閥)のイーホールコロモイスキーが創設。

元々は、サッカーのフーリガン等、極右活動家を中心に義勇軍として発足し、2014年、国家親衛隊となる。マリウポリを拠点とする。

一部ネット上では、ネオナチ組織という話が上がっていたが、いつのまにか地上波及び多数ネットメディアにて、ウクライナ民族主義に基づく精鋭部隊になっていた。

また、公安調査庁がアゾフ連隊のネオナチに関する記事を削除したというのも話題になっている。

7.日本への影響は?

日本はかなり早い段階で、ロシアへの経済制裁を表明。ウクライナには、ヘルメットと防弾チョッキを支援物資として送り、金銭的支援もかなり行っているが、さすがに武器は送っていない。

日本にとって、片方に肩入れするのはあまり得策とはいえない。特にロシアとは北方領土を巡り揉めているわけだが、完全に敵に回してしまったように見える(裏ではお互い承知の上ならいいが・・・)。

西側諸国に与するのは仕方ないとしても、ロシアとの仲を悪くはしたくない、はずなのだが、いつもの日本らしくないほどに、岸田首相は結構飛ばしているように見える。

日本を引きずり込み、ババを引かせたいアメリカの圧力に屈したか?それとも、国益につながると判断したのか?当分は目が離せない状況であるのは間違いない。

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