1945年8月15日の終戦から既に77年を迎えた。
しかし、今現在でも、近隣諸国とあらゆる外交問題が山積している現状で、大東亜戦争は本当に終わったと言えるのだろうか。考えてみたい。
1.分割されまくりの大日本帝国
日本の最大版図(領土・領域)をわかりやすい地図で確認する (petitmonte.com)
最大版図の地図(1942年)
最終更新日時:2022年
アクセス日時:2022年8月22日 15:41(日本時間)
上記の地図を御覧頂き、現在の国境と比較してみてほしい。
大日本帝国は、開戦後に領土とした東南アジア諸国を抜きにしても、日本、北朝鮮、大韓民国、中華人民共和国、中華民国(台湾)、アメリカ(沖縄)、ソ連(北方領土)に分割されたと言えないだろうか。
勿論、今更領土を取り返したいわけでは毛頭ないが、これが現代に続く火種になっているのは間違いない。
2.近隣諸国との間に今も残る火種
2-1 台湾問題
元々大陸にいた国民党の蒋介石政権(中華民国)が、中国共産党に負けて、日本領土だった台湾に逃げてきてそのまま居ついた。これが日本と戦争していた「中国」の事。
1971年まで何と、国連の常任理事国であった。
だが、大陸を支配した中国共産党(中華人民共和国)が、1971年の国連総会にて採択されたアルバニア決議の結果、中華民国に代わって国連の常任理事国になった。
日本は1972年に日中共同声明で、中華人民共和国を「中国の唯一の合法政府」と承認して国交を樹立した。同時に中華民国(台湾)との国交を断絶。今に至る。
中華人民共和国としては一つの中国を標榜しており、台湾は国内問題であり、他国の介入は内政干渉だとの立場を貫いている。
2-2 朝鮮半島問題
日本が併合していた朝鮮半島が、終戦時に解放され、ソ連の支援を受けた北朝鮮と、アメリカに支援を受けた韓国に分断された事。1950年~1953年まで、朝鮮半島の主権を巡って朝鮮戦争が起きた。現在は停戦中。
両国とも表向き統一を望んでいる。
2-3 領土問題(竹島、尖閣諸島、北方領土)
勿論この三つは全て正式に日本領土である。竹島は韓国と(北朝鮮)、尖閣諸島は中国と台湾、北方領土はロシアと揉めている。
竹島と北方領土は実行支配されており、尖閣諸島は風前の灯火である。
3.大東亜戦争を、冷静に客観的に分析できてない
3-1 マスコミ
戦後、日本のマスコミは、こぞって大日本帝国悪玉論を展開してきた。朝日や毎日に代表されるような左派系は論外とはいえ、保守系メディアでも客観的に扱っていたとは言い難い。
勿論、日本は負けた上に、問題が沢山存在したのは事実だ。
しかし、日本が行った事は何もかも全て悪とされ、連合国側が正義で、アメリカは原爆を落としても仕方なかった等というのは、寝言レベルの物言いである。
3-2 大学や教育機関
皆さんは「自虐史観」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
自虐史観(じぎゃくしかん)とは、太平洋戦争(大東亜戦争)後の日本の社会や歴史学界、教育界における特定の歴史観を批判・否定的に評価する言葉である。
この言葉を使用する論者が何らかの歴史に関する記述が日本の歴史の負の部分をことさらに強調して日本を貶めていると批判する際に用いられる[後略]
「自虐史観」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』
(http://ja.wikipedia.org)
最終更新日時:2022年7月27日 15:25日本時間)
アクセス日時:2022年8月28日 22:55(日本時間)
実際この「自虐史観」というのは、大東亜戦争に関してだけでなく、日本の成り立ちや古代史、中世、明治維新、文化や風俗等、様々な分野に絡んでくる。
そしてこれが、学術的な論文や、教育機関に多大な影響を与える事になる。長期的に日本の学問が歪められる結果にならないだろうか。
3-3 政治
日本の現在の政治が、極めて強いアメリカの影響下にある事と、自虐史観を学んだ人間が政治家になっている事を考えれば、客観的に分析を出来ているかどうかは、あまり期待出来ない。
しかし、世論が変われば政治も変わる。世論を変えるにはマスコミに取り上げられなければならないし、視聴者がまともな教育を受けていなければ判断も出来ない。
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