【グレートリセットで何が起こるのか】ー新時代の幕開けか？陰謀論か？

「グレートリセット」。

最近、陰謀論界隈がこの言葉で賑わっているが、実際の所は何が起こるのだろうか？検証してみたい。

１．グレートリセットとは？

「グレートリセット」とは、現在の社会を構成する金融や社会経済等の様々なシステムを一度全てリセットし、再構築する事。

元々は、米国の社会学者であるリチャード・フロリダ氏の本のタイトルとして作られ、リーマンショック後の不況の中出版された。

グレートリセットは、2020年6月に開催された世界経済フォーラム（WEF）の第50回年次総会の名称である。

この会議において、WEF の最高経営責任者であるクラウス・シュワブは、グレートリセットにおける三つの主要な要素を説明した。

2021年5月に行われた世界経済フォーラム（WEF）のサミットでも主要議題となるはずだったが、2022 年に延期された。

現代の社会システムの歪な部分をリニューアルしようと元々考えていたとするならば、コロナ後の現在は実行するにまたと無い機会である。

様々なサイト等で、三つの要素を説明されているが、非常に難解である。普通に考えて要約すれば、以下のようになる。

重要

ここで更に重要なのは、既に権力や経済力その他の権益を持っている人間は、自分達の権益を守る方針を打ち出していくはずだ、という事である。

そもそも、今回の新型コロナに関する騒動は全て仕組まれたものであり、グレートリセットの一環、もしくは前哨戦であるという説。

皆さんは、「イベント201」という会議を御存知だろうか？

イベント201

2019年10月18日、パンデミックの公開演習「イベント201」は、ニューヨークの高級ホテルで開催された。主催者側が準備した、架空のシナリオに沿って、様々な分野の専門家が具体的な対策についてアイディアを出し議論した。

その模様は動画で一般公開されている。（主催はジョンズ・ホプキンズ大学ヘルスセキュリティーセンター、国際経済フォーラム、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団）

新型コロナ騒動が始まる半年前に、内容が非常に酷似したシナリオで、世界的なレベルの学者や専門家が既にシュミレーションの如く議論している動画は、様々な憶測を呼んでいる。

だが、陰謀なら動画をわざわざ公開するのか？という疑問が残る。

これはワクチンで人体にチップを埋め込んで、支配者に管理される社会になるという、流行りの陰謀論だ。これこそがグレートリセットの一環であるとする説もある。

現代の技術でそこ迄出来るかどうかは別として、ネタとしては非常に面白い。第三の要素（AIやブロックチェーン等を利用した第四次産業革命）も絡んでくる。

世界の人口は、2022年現在約80億人であるが、このままでは、CO2排出により、地球環境にも悪い上、食糧危機、エネルギー不足が起こる。

これを是正する為に、人口を削減しようという事。これがグレートリセットとする説。

だが、これから世界的に人口は自然減になるだろうというデータも存在するらしい。更に、人口が圧倒的に多いのは、中国（14億）、インド（13億）、アフリカ大陸（14億）であり、この辺をどうするかが課題。

これは、ウクライナ対ロシア戦争、台湾危機を発端として、第三次世界大戦を引き起こし、人口削減、世界のシステムの変換を目論んでいる、という説。

今までも定期的に戦争が起きている為、陰謀論では無いとしても、現実的な話ではある。

現代でも一部共産主義の国があるが、所詮は独裁者が共産主義を利用して統治しているに過ぎない。

グローバルに考えれば、世界的な権力者達が、世界を統治する為に共産主義化を行うというのは、あながち否定出来ない。

いったい誰の許可を得て、グレートリセットをやるとか言っているのか。民意を反映しているわけでもなく、偉そうな連中が勝手な事を言っているだけ。おまけに何を実行したいのか正確な所も不明。

世界経済フォーラム（WEF）は単なる世界的な技術者、学者、政治家、金持ちのサロン的なものなのか、グローバリストの集まりなのは間違いなさそうだが、維持させるには相当額の金が必要である。

岸田総理が、2022年1月26日のダボス会議でグレートリセットについて言及した事も、大して話題にならずスルーされている。

何か大事があるのは間違いないか？一般庶民には大した影響が無い事を祈るしかない。