杉田水脈。
自由民主党所属の衆議院議員(3期目)で、中堅議員と言ってよいだろう。政治に興味が無くても、彼女の名前を知っている方は意外に多いと思われる。何故かというと、
「LGBTは生産性が無い」、「アイヌのコスプレおばさん」、「女はいくらでも嘘をつける」等の過去発言及び雑誌への投稿等が差別的であると、地上波メディアで常に目の敵にされているからである。
だが、実際調べてみると、批判的な報道は一部切り取られたものが殆どで、巷の評判とは違い、メチャクチャ戦闘能力の高い女武者タイプである事が判明した。
1.杉田議員の正体
要するに、普通の議員が怖気づいて質問も出来ないようなエグイ案件を、問答無用で切り込んでいく、極めて得難い人物というのが杉田議員の正体である。
問題発言に関しては、切り取り報道や、かなり誇張されて取り上げられているのが現状である。
叩き上げで、尚且つ先鋒武将の役回りの為、かなり被弾しやすいのも特徴である。
生前、安倍総理が非常に高く買っていたのも頷ける。
更に、彼女が戦っているのは極左のゴロツキのような連中が多く、嫌がらせや殺人予告も多数と推察される。今日本で起きているのは、杉田議員への人権侵害のように見えるのは筆者だけであろうか。
保守層界隈は、杉田議員を擁護しているのが一般的ではあるが、あまり大きな流れにはなっておらず、また効果的な援護射撃も少ないのが現状である。味方の勇将が減るのは保守派にとっても大打撃のはずなのだが。
そんな杉田議員の経歴等、功績や問題発言とされている事迄取り上げてみた。
2.杉田水脈議員の経歴
- 兵庫県出身。1990年鳥取大学農学部林学科卒。
- 一般企業を経て西宮市役所勤務。2010年西宮市役所を退職。同年みんなの党兵庫6区支部長に就任。2012年、みんなの党を離党。同年、日本維新の会に入党。
- 2012年12月、第46回衆議院議員選挙に兵庫6区から日本維新の会公認で立候補し、小選挙区で敗れるも、比例復活で当選。
- 2014年日本維新の会分党に伴い、次世代の党に参加、同年12月の第47回衆議院議員選挙に兵庫6区から次世代の党公認で出馬したが落選し、下野。
- 落選中は、著作活動やネット番組出演の活動に加え、国連での女子差別撤廃委員会に出席し、クマラスワミ報告の撤回を求めるスピーチを行うなどした
- 2017年の第48回衆議院議員選挙に自民党から比例中国ブロック立候補し、2期目の当選を果たした。
- 2021年10月に行われた衆院選に比例中国ブロック単独で立候補。3期目の当選を果たす。
3.過去の発言等の考察
3-1 「LGBTは生産性が無い」
2015年、杉田氏自身のブログにて、LGBTの人々について「生産性のあるものと無いものを同列に扱うには無理があります。これも差別ではなく区別」と記載。
2016年11月号の『新潮45』で「LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか」「LGBTのカップルのために税金を使う事に賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と述べた。
- このブログ投稿及び、雑誌への寄稿した時期は落選中の為、一民間人である。
- 生産性云々の投稿は、要するに、「同性同士が性行為をしても子供は生まれない」という事を述べたに過ぎないと思うが・・・そこまで執拗に叩く必要があるのだろうか。
更に、LGBTではないが、生産性発言をした元総理がいる。NHK党の浜田聡議員の国会質問を御覧頂きたい。
3-2 「アイヌのコスプレおばさん」
2016年2月15日、スイスのジュネーブでの国連女性差別撤廃委員会に出席した杉田氏は、傍聴に来たアイヌの民族衣装やチマチョゴリ姿の女性達を撮影、後日無許可で写真をブログに掲載し、『日本国の恥晒し』の題名の元、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」と投稿した。
- この時も落選中の為、一民間人である。
- コスプレが悪いのか?おばさんが悪いのか?
- 現代において、普段からアイヌの民族衣装を身に着け、生活様式もアイヌ式の人は恐らく殆ど存在していないと思われる。
- 更に、正確にアイヌ民族であると認定する事も出来ず、「なんちゃってアイヌ人」のような人が多数存在するのもまた事実である。
こんな事を書くと筆者も、「ヘイトだ!」とか、「人種差別主義者!!」とか言われてしまうのであろうか。
3-3 「女はいくらでも嘘をつける」
2020年9月25日、自民党の内閣第一部会などの合同会議で、杉田氏が女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでも嘘をつけますから」と発言した、と共同通信が報じた。本人は発言を否定したが、10月1日付ブログにて謝罪。
- 色々調べても、切り取り前の全文が公開されていない。
- そもそも役所等と詰めを行う、クローズドの会議の為、本来外部に漏れる事は無い。
- 杉田氏は合同部会での中で、慰安婦関連の民間団体の女性代表者の資金流用問題をあげ、何事も聖域視することなく議論すべきだと述べた。
- 正確な発言は、「10歳で慰安婦にされたなど、明らかに嘘だと客観的に証明できる嘘をつく、”こうした” 女性はいくらでも嘘をつける」らしい。
切り取り報道が惨いのと、本来外部に漏れる事のない会議での発言、これを踏まえると、狙い撃ちされたか、トラップに引っ掛かった感が否めない。
他にも、ジャーナリストの伊藤詩織氏との「いいね」裁判等もあるが、全て取り上げるのは大変なので、本稿では割愛する。
4.国会での質問や功績
国会での杉田議員の国会での質問や功績に関して見てみよう。
4-1 関西生コン問題に関する国会質問
4-2 科研費追及
4-3 徴用工問題
4-4 従軍慰安婦関連
彼女は国連の女子差別撤廃委員会に出席し、 慰安婦を「性奴隷」と定義付けたクマラスワミ報告の撤回等を求めるスピーチをフランス語で行うなど、政府ができないことをやってのけた。
野党・マスコミの標的、杉田水脈氏の功績 | [ 福岡県民新聞社 ] 福岡県の政治・経済のニュースをどこよりも早く、ズバッとぶった切る! | (fk-shinbun.co.jp)
最終更新日時:2022年12月28日 09:18
アクセス日時:2024年01月05日 23:00(日本時間)
代表的なものをさらっと引用で済ませたが、ほかにも多数の功績がある。一つ一つがかなりエグイ案件でもある。
4.まとめ
杉田議員が、次の衆議院議員選挙に出られるかどうかは不明である。問題発言云々で責任を取らされて出ないのではない。自民党では、衆議院比例で2回出馬した場合、次は小選挙区に鞍替えするのが暗黙の了解というか、決まり事らしい。(一部下駄を履かせている議員もいる)。一回見送って参議院から出馬という可能性もある。
どちらにせよ、日本の為になる数少ない得難い政治家であるのは間違いない為、是非とも頑張って頂きたい。後世間違いなく評価される一人であると思われる。
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