コロナ禍が始まってから既に2年以上経過し、ワクチンを2回以上摂取した国民は80%を超え、3回目も60%を超えた。
重症化率も下がり、医療逼迫の声も聞かれなくなった。
ロシアによるウクライナ侵攻に話題を攫われた感もあり、コロナパンデミックも過去のものとなった、と言いたい所だが、相変わらず道行く人の90%以上はマスクをしている。
筆者もマスクはしているが、好きで着用してるわけでもなく、正直どうでもいいというのが本当の所だ。
海外ではほぼ外していると聞くが、日本人がマスクを外せる日は来るのだろうか。日本人がマスクを外さない理由を、文化や歴史の面から考えてみた。
1.日本人はマスクがお好き?
1-1 口元を隠す文化
マスクが好きというより、日本人には昔から口元を隠す文化があったのは間違いない。そしていつの間にかファッションと化していく。
【忍者】
【和服美人】
【花魁】
1-2 みんなと一緒!!
これは日本人の皆さんなら納得出来るだろう。とりあえずみんなと一緒にしておけばいいのだ、という考え方。
【仲良し】
1-3 実はマスクを嫌がっていない
マスクを外せないのは、他者への同調圧力が強い日本人の国民性によるものとの意見もあるが、
元々日本人は花粉症でマスクを着用する人も多いし、食品関係や精密機器の工場勤務や医療関係など、職業によっては当たり前に毎日着用しなければならない人も多い。
女性は化粧していないのを隠せるし、男性も髭を隠せるので、同僚でも髭を伸ばし放題という奴もいる。
何といっても顔を隠せる。嫌がっていない人も多いのではないか。
2.マスクの長期的着用による弊害、後遺症は?
マスクの長期着用による弊害はいろいろあると思うが、気になる記事があった。
2-1 学校の部活や、体育でのマスク着用
小学5年男児が持久走後に死亡 運ばれた時“あごにマスク”
ことし2月、大阪・高槻市の小学校で当時5年生の男子児童が体育の授業で持久走をしたあと体調が急に悪化し、搬送先の病院で死亡していたことがわかりました。
児童が倒れて保健室に運ばれた時にはあごの部分にマスクがかかっていたということですが、市の教育委員会はこれまでに死因は特定できておらず、死亡とマスクとの因果関係は判断できなかったとしています。[後略]
小学5年男児が持久走後に死亡 運ばれた時“あごにマスク” | 新型コロナウイルス | NHKニュース
最終更新日時:2021年5月27日 18:19 (日本時間)
アクセス日時:2022年6月18日 00:30(日本時間)
因果関係は判断出来ないらしい・・・。
また、各地の学校で子共が熱中症で救急搬送される事案が相次いでいるとの報道もある。
マスク着用のまま運動したり、合唱を歌ったりすれば、酸欠でぶっ倒れるのは容易に想像出来そうだが、学校の先生に生徒一人一人の体調の把握など出来るはずもない。
クラスターを出して責任を取りたくないのも本音だろう。
2-2 高地トレーニング
皆さんは、高地トレーニングというのを御存知だろうか。プロスポーツ選手や、大学の運動部などが、心肺機能を高める為に空気の薄い他国の高地などで行うそうだ。
通販で高地トレーニングマスクというものが流行っているそうだが、同等の効果が得られるか、かなり微妙らしい。
という事は、日本の子供達は高地トレーニングもどきをやらされているという事になる。忍者でも育てる気だろうか。
3-3 乳幼児への影響
乳幼児は、大人が目や口をダイナミックに動く表情を目にしながら、喜びや怒りなど相手の感情を理解する能力を発達させていく、というデータもあるらしい。
これは、将来的に相手の感情を理解出来ない人間が増えるという事だ。
少子化に拍車を掛けたら目も当てられない。
3.昔のスペイン風邪の時はどんなタイミングで外したのか?
スペイン風邪は、1918年から流行し、約2年で収束したが、世界の人口約18億人の半数から3分の1が感染、5000万人以上の人が死亡したとされている。
当時は農作業に従事する人が多く、すぐ汚れる気もする。布マスクしかないだろうし、洗い方も限られている。
都市部や学校はともかくとして、国民全員がマスクを義務に近いほど着用していたとはあまり思えないが。
それにしても、この時のマスクを外したタイミングはいつだったのだろう。
総理大臣が言ったのか、WHOの前身の団体が推奨したのか、いつの間にか皆外していたのか。調べても出てこない。知っている人がいれば教えてほしい。
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