令和四年7月8日、第90,96,97,98代内閣総理大臣を務めた安倍晋三氏が、奈良県奈良市での第26回参議院議員選挙の演説中に、犯人自作の銃にて2発被弾し、17時3分死亡確認。
享年67歳。謹んで御冥福をお祈り致します。
最近の世界情勢の余りな混迷ぶりから察するに、そろそろ令和動乱が現実味を帯びて来そうだ。
１．安倍元総理暗殺事件の疑問点
1-1 犯人
殺人容疑で逮捕された、無職男性(41)が元海上自衛隊であるとの報道がなされた。
海上自衛隊としての勤務は2002年～2005年迄の任期付きとの事だが、もはや20年前の職歴であり、その後の20年の経歴の方が遥かに大事な気がする。
元派遣社員では都合が悪いのだろうか。もしくは海上自衛隊のイメージを悪化させたいのか。
渡航歴や交友関係も明らかではないが、特定の宗教団体(統一教会)に恨みを抱いており、安倍元総理との深い繋がりが犯行の動機という報道がなされているが、簡単には納得出来ない部分がある。
1-2 警備の杜撰さ
二発目を打たれる迄の約3秒間で、何故何も出来なかったのかという話がされている。
筆者は警備について全然詳しくないが、そもそも、5m以内に銃を持った男が近づく事が出来ている時点でアウトだと思う。
付近に私服警官が何人いたのか、周囲のビルの警備の状態はどうか等含め、詳細な検証が必要だ。
２．メディア報道
テレビではどうせ詳細な報道は出ないし、ネットでは、まるで犯人を英雄視するかのようなSNS上での書き込みも増えている。
報道の仕方によっては、犯人は統一教会の被害者で、可哀相だなどどいう世論が形成される恐れもある。
安倍元総理と統一教会との繋がりを誇張して、自民党を悪玉に仕立て上げる事も出来る。
３．自民党と統一教会との関係
自民党と統一教会の癒着の問題が取り上げられている。特に保守系の政治家との繋がりを指摘する声が多い。
これは第二次大戦後、共産主義が非常に強い勢力を持った際に、反共の砦として、「国際勝共連合」という団体が創設された事と関係がある。
国際勝共連合（こくさいしょうきょうれんごう、英:International Federation for Victory over Communism、「共産主義に勝利するための国際連盟」）は、反共主義の政治団体。
通称は「勝共連合」または「勝共」。
世界基督教統一神霊協会（統一教会）の教祖、文鮮明が1968年1月13日に韓国で、同年4月に日本で創設した。日本の初代会長は「統一協会」の会長であった久保木修己。
名誉会長は笹川良一、顧問団に小川半次、大坪保雄、辻寛一、千葉三郎、玉置和郎、源田実らがいた。[後略]
「国際勝共連合」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』
（http://ja.wikipedia.org）
最終更新日時：2022年7月19日 03:43（日本時間）
アクセス日時：2022年7月13日 00:47（日本時間）
統一教会の日本進出に大きな役割を果たしたのが、第56、57代内閣総理大臣の岸信介であり、安倍元総理の祖父に当たる。
この流れを汲む自民党清和会を通じた政界との交流は続いた。
冷戦終結迄は、共産主義という共通の敵が存在した為、金銭面、選挙応援、票田等様々な支援があったのは想像に難くない。
冷戦終結後は、共産主義は形を変えて、一部はジェンダーや原発反対、人権、環境重視などに流れた。統一教会は、北朝鮮と接近するなどして、そもそもの対立軸が不明確になった。
統一教会は元々、莫大な献金や、合同結婚式など、穏健な宗教組織から見れば、疑問点が付くような宗教団体であった。
にも拘らず、今までの結びつきが強すぎてズブズブの関係になってしまい、そう簡単に関係が切れるようなものではなかったのだろう。
メリットがあるとすれば、統一教会と北朝鮮とのコネクションを利用して、拉致被害者の救出の可能性も考えていたと考える。
更に統一教会は、台湾や韓国、世界中に現地法人のような形で組織を持っており、ある種の情報機関としての役割もあるだろう。
４．令和動乱
既に数年前から世界的な混乱が始まっているが、令和動乱も現実味を帯びてきているようだ。
疫病、戦争、暗殺、恐慌、クーデター、飢饉、この内のいくつかは既に起こっている上、中国による台湾侵略も現実味を帯びている今、ここ数年間の日本の立ち位置や方向性が極めて重要な時期に来ているのは間違いない。
参院選で自公が安定的多数を占めるのは確実であり、今後3年間国政選挙が無い為、亡国の道を突き進み三流国へ堕ちていくか、立て直す事が出来るか、注視していかなければならない。
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