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【2022年度、出生数大幅減少の謎】ー超過死亡激増だけでは無かった

2022年度の超過死亡が激増している件については、以前御紹介させて頂いたが、実は出生数の減少も凄まじいものがあった。このままでは、日本人が滅亡してしまう。原因究明の必要がある。

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1.出生数の推移

筆者は、統計学の専門家でも何でもなく、合計特殊出生率とか、減少率とか、難解な計算方法は余り分からないので、一番シンプルな表とグラフで推移を見たい。まずは年度別推移である。

1-1 出生数の年次推移

厚生労働省 人口動態統計特殊報告 令和3年度 出生に関する統計の概況

次に、直近10年の各年度出生数を月別で表した。

1-2 各年度、月別出生者数

厚生労働省人口動態統計速報を参照し作成


1-3 表の値から、グラフを作成

年々出生数は低下しており、グラフの軌跡が徐々に下がってきている。これはとりあえず仕方ないとして、2022年度の出生数は、一番下の赤線である。1月以外の月の出生数は全て戦後最低である。10月以降増加する可能性もあるが、戦後最低の去年と比較しても今年の減少幅は凄まじいものがある。

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2.メディア報道

今年の出生数が過去最少ペースで「危機的状況」 松野官房長官

松野官房長官は、今年の9月までの出生数が調査開始以来、最も少なかった去年を下回っていることについて、「危機的状況である」との認識を示しました。厚労省が発表した速報値では、今年1月から9月までの累計の出生数は59万9636人で、調査開始以来、最も少なかった去年と比べても4.9%下回っています。

今年の出生数が過去最少ペースで「危機的状況」 松野官房長官(TBS NEWS DIG Powered by JNN) – Yahoo!ニュース
最終更新日時:2022年11月28日 12:14(日本時間)
アクセス日時:2022年12月01日 23:30(日本時間)

今更危機的状況であるとは片腹痛いが、官房長官が発言した重みという点を評価したい。出来れば、岸田首相にも検討だけでなく早々に手を打ってほしい。

3.2022年度の出生数が大幅に減少した原因

2022年度に減少した原因を探ってみたい。妊娠から出産までのおよそ10ヶ月間のタイムラグが存在する事も考慮する必要がある。

3-1 経済悪化による、婚姻数減少

経済に関しては、コロナ禍初期に比べると少しずつ良くなってきていると考えられるが、経済悪化、停滞による、婚姻数の減少は否めない。


3-2 コロナ自粛による、婚姻数の減少

マスクやソーシャルディスタンス等もいい加減になってきており、過度な人流抑制も無くなった。しかしやはり一旦変えた生活スタイルを戻すには時間がかかる。男女の出会いも性交渉も減るのは仕方ない。やはり婚姻数の年度推移データが必要である為、下図に示した。令和2年、3年とも婚姻数は戦後最小を更新。

厚生労働省 人口動態調査 令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況


令和2年、3年とも婚姻数は戦後最小を更新。これが出生数の低下につながっているのは否めない。だが、割合がどの程度かは検証の必要がある。



3-3 ワ○チン

問題はこれである。ワ○チン接種により、不妊や流産率が増加したという正式なデータや論文は恐らくまだ無い。製薬会社も全力で否定するだろう。

陰謀論界隈では、ワ○チンによる人口削減計画(一部ではこれがグレートリセットと言われている)が流行であるが、

「卵巣にコロナワクチンの成分が大量に蓄積する」というのはデマであるらしい。

正確には

「動物実験において脂質ナノ粒子が、極少量、卵巣に分布するという結果がある。投与量に対して卵巣に分布した量は投与後48時間で0.095%、肝臓で最も高く18%、脾臓で1.0%以下、副腎では0.1%以下である。一過性の分布でもわずかな割合で、「高濃度に蓄積した」というのは誤り。

しかしである。

  • ワクチンの効き目には個人差がある。
  • 製造段階でのロット差により、効果の有無に差がある。
  • そもそもこんな情報を多くの人は知らない。
  • 日本人は約1億人が2回目まで接種してしまった。

今後、専門家による検証が必要なのは間違いない。

4.まとめ

出生数の減少は、戦後最低の婚姻数によるものが非常に大きい。ワ○チンは・・・まだ不明としておくが・・・。

今後の海外での研究、論文も含めて来年、再来年になればはっきりしてくるはずだが、もし、何らかの不具合があった場合、取り返しがつかない大問題に発展する。少子化も待った無しの日本で出生数の減少は死活問題である。今後も超過死亡との関連も含めて取り上げていきたい。

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