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【子ども食堂増加の不思議】ー違和感と問題点

社会問題

最近流行の「子ども食堂」。2023年9月現在、全国に9000ヶ所余りを数える。

母子家庭や、貧困家庭で、満足に食事を取る事の出来ない子ども達の為に設置されているのだろうと考えていたのだが、妙な違和感を感じるのは筆者だけであろうか。

今後増加する可能性と問題点も含めて調べてみた。

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1.子ども食堂の現状

全てに当てはまる訳ではないが、大体以下の通り。

  • NPO法人、民間や学生のボランティア団体、飲食店、社会福祉法人、宗教団体等で行われている事が多い。
  • 全国に約9000ヶ所。(2023年9月度現在)
  • 月に1、2度開催が殆ど。土曜日の夕方開催が多い。
  • 提供される食事は、食堂の規模によるが、30食~200食程度といった所。
  • 料金は、子どもは無料もしくは100円、大人は300円くらいの所が多い。
  • 毎日営業していたり(主に飲食店)、精力的に活動している人も多い。
  • 寄付や、ボランティアで成り立っている所がほとんど。
  • 企業が参入しているケースもある。
  • 補助金は各地方自治体によってかなりのバラツキがある。年10回程度開催すれば、一ヶ月で3万円支給されるとか、そんなレベル。立ち上げに際し。数十万から百万円支給されるような所もある。今後補助金が増える可能性は高いと思われる。
メリット
  • 少なからず、貧困層の子ども達に届く可能性がある。
  • 問題がある家庭の早期発見につながり、不幸になる子供が減る可能性がある。
  • 地域のコミュニケーションの場としての機能。
  • 子どもの居場所作り。
  • 食育の推進(三角食べ)


福生 洪によるPixabayからの画像
問題点
  • 食堂というよりは、イベント的である。
  • ニーズが高い地域、低い地域がある。
  • 塾に行き帰りの子供が多かったりする。
  • 中高生は、あまり利用しないと思われる。
  • 開催者の身内の人間が食べに来ているパターンが多い。
  • 寄付やボランティアで成り立っている為、継続性には難がある
  • 企業の宣伝や広告媒体になってしまう。
  • 衛生管理や、食中毒には非常に気を使う。
  • 補助金が多くなると、公金チューチュー目的の人間が出てくる。
  • 大規模に成り過ぎると、地域の飲食店等とバッティングする。
  • 変な活動家まがいの人間もいる。


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2.違和感を覚える事

2-1 幾ら何でも、今の日本でそこまで飯を食えない子どもが存在するのか?

youtubeを視聴していると、日本には満足に三食食べられない子どもが何%いるとか、相対的貧困率が何%だとかの広告が非常に多く目に入る。筆者のブログにも、広告が出ているかもしれない(笑)。

給食を2人前も3人前も食べましたとか、今日は水だけですとか、さすがに怪しい。ホントなのか、話を盛っているのか不明だ。殆ど貧困ビジネスと思われる。

2-2 子ども会ではダメなのか?

最初に感じたのは、子ども会ではダメなのだろうか?という事である。

子ども会が月に一度イベントを開いて、皆でご飯を作れば同じではないか?

全国的に子ども会は減少傾向だが、まだまだ機能はしているはずだ。


子ども会の、様々なホームページを調べて面白い事が分かった。子ども会は、子ども食堂とは、組織的に全然違うか、全く連携していないようである。意外に根は深いのかもしれない。

2-3 様々なイベントが行われている子ども食堂があるが・・

クリスマス会、ハロウィン、餅つき、防災訓練、郷土料理を作る会、ホットケーキ作り、ダンス講習会、学習支援、けん玉教室、フリーマーケット、ジャガイモ掘り、紙芝居、留学生との交流で英語教室、性のお話会、戦争体験を語る・・・etc

子ども食堂というよりは・・・・、イベント多過ぎである。おまけに怪しいイベントもあるようだ。

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2-4 地域のコミュニケーション

地域の共同体がドンドン無くなりつつある中で、子ども食堂という名の新しい共同体が増加するのは、一応喜ばしい事と言えるだろうか。

3.マッチングが難しい事が問題

毎日碌にご飯を食べていない貧困層の少年少女は確かに存在すると思われる。しかし、これを探し出すのは非常に難しい。日本人には「恥」の概念があるし、良くない噂も立てられそうだ。

ボランティア意識が非常に高い人はいるのだが、この人達が作る食事が、貧困層の子ども達の口に入る確率は悲しいながら、非常に低いと言わざるを得ない。マッチングがうまく成立しないのだ。

どうでもいい話だが、「子供」、「子ども」、「こども」、どれが正しいのだろう。

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