スキマバイトがお勧め出来ない理由７選！所詮怪しい日雇い労働

最近流行りの「スキマバイト」。「隙間バイト」「スポットワーク」等呼び方は様々。

1時間から数時間といった短時間で完結する仕事が多く、空いた時間を有効活用出来て、時給も比較的高額な為、新しい働き方として、学生や主婦、副業をしたい会社員などに注目されているらしい。

だが、ちょっと待ってほしい。所詮日雇い派遣の焼き直し感が否めないこのシステムは、本当に労働者にとって得になるのか、ちょっと怪しい。他人にお勧め出来るようなものなのだろうか？

１．スキマバイトがおすすめ出来ない理由７選

効率良く働いているのでは無く、効率良く働かされているだけである。これに尽きる。所詮日雇いである。変わりはいくらでもいる。

昔からある、日雇い派遣の焼き直しである。

日雇い派遣は一応禁止になっているが、現在は、雇用者が紹介先企業になっていたり、業務請負になっていたりするだけで、実態はあまり変わらない。若い方は、自分がどこに雇用されているのか、給料を誰が支払っているのか、理解していない人も多い。

たいして金にならない。というか、全く金にならない。時給1300円で、3時間労働してもたかが知れている。1時間労働で時給1500円、というふざけた仕事もある。物好きしかやらない。

短時間働く為に、多くの準備行動を強いられる。交通経路を調べるのはもちろん、遅れるとペナルティーを喰らうので、遅刻しないようにかなり早く出勤せざる負えない。結果的に一日いくつもスキマバイトを掛け持ちするのは不可能である。

更に、安全靴を履いてこいだとか、長袖を着てこいだとか、スーツを着てこいとか、ピアス、茶髪等、制約も多い。

交通費も出たり出なかったり、上限が定められている事も多い。

繁忙期の、飲食店や、食品関係の工場、引っ越し、倉庫作業が多く（というかほとんど）、体力的にそれなりにキツイ。というか、かなりキツイ所も存在する。

激務でも水も飲ませてもらえない、トイレにも行かせてもらえない、というか、短時間労働なので、最初から休憩が設定されていない場合も多い。20代はまだしも、40代、50代は、甘い考えで行くと、とんでもなく痛い目に会う。

紹介する企業や、派遣会社は、何らかのポイント制度や、ペナルティの制度を設けている事が多い。紹介先企業の評価が低い者や、遅刻者はポイントが下がり、新しく仕事を紹介してもらえなくなる可能性が出てくる。

また、一度就労が決まった紹介先をドタキャンすると、かなりのペナルティーを喰らう。一見当たり前のように感じるが、緊急の用事等、どうしても都合がつかなくなっても、理由にはならない。嘘をついてサボる人間と同様の扱いを受ける事になる。

その癖に、仕事量の増減により、紹介先からキャンセルされる可能性は常にある。所詮日雇いである。

紹介企業や、派遣会社では、面接せずにネットで個人情報を入力するだけで登録出来るのが売りだが、登録した途端に、毎日大量に適当な仕事紹介メールが自動送付される。また、他の意味不明なダイレクトメールもやたらと来るようになる。

労働環境も今後益々厳しくなる。例を上げれば、今までは1日8時間で時給1000円だったものを、忙しい時の2、3時間だけ、時給1500円とかで募集し仕事をさせる。現在どんどんこのシステムが進行している。企業側は特をするが、労働者側にメリットは実はあまりない。

もちろんだが、スキルや経験が身に付く事もほとんど無い。

イベントスタッフ　イベントやコンサートの設営、受付、片付けなど、新商品発売やプロモーションのための短期間の宣伝活動、スーパー等での短期間の試食販売等。アタリハズレが多い。
引っ越し作業　短時間の引っ越し作業の手伝い。余程体力に自信のある人以外は、お勧め出来ない。
倉庫作業　物流倉庫での搬入、搬出、梱包、仕分け、ピッキング作業。基本的に立ちっぱなし、動きっぱなしである。
飲食店　ホール、皿洗い　ホールは経験者でないと難しい。皿洗いは最近は機械だと思う。
コンビニ　主にレジ打ち。経験者でないと難しいが、楽な方である。
食品関係の工場　主にライン作業。流れ作業に向かない人は厳しい。出来ないとオバちゃんの怒号が飛んでくる。
臨時の清掃　内容による。汚れてもいい格好でないとダメか。